私は幼少期より人の心の動きに敏感過ぎた為、常に不安定で満たされない氣持ちを抱えながら、自らの人生に対してずっと諦めてきました。

自分はどうしたいのか…？ 何が足りなくて苛立ちを募らせているのか。

自身への問いかけをまともにしないまま、誰よりも抱きしめてあげるべき自分をずっと置き去りにして生きてきました。

東日本大震災があって、日常が一変したあの時に、私の心の支えとなった一冊の本の、たった一行から見つけたヒプノセラピーという心理療法は、私の人生を大きく変えました。自らが持つチカラと未来を信じてあげること、そして生きづらさから自身を救い出せるのは他でもない己であることに氣づかせてくれました。

震災からこれまで、私はヒプノセラピーを通じてたくさんの皆さまとご一緒させていただきました。
その中で悩みの多くは自分がどう思うかより、゛他人が自分をどう思うか゛が優先となり、自身がどうしたいのかわからなくなっているのだと感じています。

誰もが、どんな場面においても、その時のベストな答えを自らがちゃんと持っています。
そしてまず「自分を知ること」から始めていくことが最も大切なのです。それは簡単なようで、向き合うことができないから人は迷い生きづらさを抱えてしまうのです。

ヒプノセラピーを通じて「自分を知る」ということが自身の中にある答えを探すための冒険だとしたら、見つけることができた時の喜びや安心感は今まで外に求めてきたものには到底、敵わないくらいにどっしりとしています。
人は変われないのではなく、変わると決めることができる己に氣づいた時にこそ、選択次第でどんな世界も創造していける自分を信じれるのです。

私を見つけてくれたあなたが、どんなカケラでもいいから抱きしめて、その笑顔をお見送りができますように心を込めて、ご一緒させて頂きます。