私は、ずっと生きづらさを抱えていました。

現状は幸せなはずなのに、いつもなぜか「申し訳ない」という罪悪感を抱いてしまうのです。 それがどうしてなのか知りたく、そして、過去を克服して心から前向きに生きていきたいという思いがあり、ヒプノセラピーを受けることにしました。

まずは、カウンセリングとヒプノセラピーの説明をしていただきました。 カウンセリングでは、荒井さんはとても丁寧に耳を傾けてくださり、初対面ではありましたが安心して自己開示をすることができました。

そして今感じている「申し訳ない」という気持ちを初めて経験したときに戻るために、インナーチャイルド療法を受けることにしました。また、現在不妊治療中ということもあり、　未妊セラピーも受けることにしました。

荒井さんの誘導に従って、催眠状態に入りました。 催眠状態は、頭の中で想像している情景なのに感情をはっきりと感じるという不思議な感覚でした。

戻った場所は、３歳の私が幼稚園で母の迎えを待っているシーンでした。 お友達はみんな帰ってしまって、先生と二人で心細い気持ちで母を待っていました。 ようやく現れた母を見たとき、私は安心感と同時に「申し訳ない」という気持ちを抱いていました。

母は十分な愛情を注いで育ててくれましたが、時折、私の養育に手を抜いたり恩を着せるような発言をすることがありました。 この時も、特に用事はないのに時間通りにお迎えに来てくれなかったのです。

そこで、なぜそのような言動をとるのか、当時の母の潜在意識にアクセスして母の気持ちを尋ねました。 すると、母は複雑な環境で育ったため、私を愛おしいと思う反面どこかで自分もそのような愛情を受けたかったのに・・という葛藤を抱いていることが分かりました。

その気持ちが行動や言葉の端々に出てしまうことで、幼い私は「母に申し訳ない」という気持ちを抱いていたのです。その後、母にまつわる人物に次々と人格交代をして母の気持ちを癒し、最終的に幼い自分に「あなたは悪くないよ」と言ってあげることができました。

続けて行われた未妊セラピーでは、自分の子宮の中に入るということでした。

子宮の入口のドアをイメージすると、いかにも重そうな分厚い鉄の扉が目の前に立ち現れました。中に入ると、真っ暗で洞窟のような狭くて重苦しい空間でした。 全く快適ではなく、これでは赤ちゃんが来ても寛げないなと思いました。

そこで、荒井さんの誘導に従って、扉を付け替え、日差しの入る大きな窓を設け、可愛らしいカーテンをつけました。そして大きなソファを置きました。心地よい風が吹き抜けて、先ほどとは別世界のように心地よい空間に生まれ変わりました。

すると、そこに赤ちゃんがやってきました。 赤ちゃんはとても可愛らしく、腕に抱いてこみ上げる愛おしい気持ちをじっくりと味わいました。

最後に、赤ちゃんからとても大切なメッセージをもらいました。

今回ヒプノセラピーを行い、長年悩んできた生きづらさの根源を知ることができたことで、とても心が軽くなりました。 また、不妊治療にも前向きに取り組めるようになりました。

セラピーを受けて本当に良かったと思っています。欧米では、ヒプノセラピーはとても一般的で、自分のメンテンナンスのために定期的に受ける方も多いとのことでした。 私も、今後も機会があればぜひまた受けたいと思います。 荒井さん、本当にありがとうございました。